オイラ釣りの現役復帰後「定休日はいつも釣り三昧」ですが、今週は水曜日に用事があり、前日の火曜日の釣行となりました。
(シイラが得意の原田なのに、今年の大物シイラは130cmクラスばかり。まっ、そんなモノですかね)
シイラ釣りまくりの古池谷さん、その同僚でシイラにぞっこんの須藤さん、そして引率原田の3名で南房、富浦港「共栄丸」へでかけました。
日頃の行いが悪いのか? いえいえ「秋雨前線」の影響で強い南風。風波で潮目は見えずゴミもありません。
奇麗な海は理想ですが、シイラゲームだけは「浮遊物」プカプカが好まれます(笑)
こういうときは人工構築物(マンメイドストラクチャー)を狙います。定置網のブイや航行用大型ブイです。
最初のポイントで須藤さんが「痛恨のメイクドラマ」をやっちゃいました。
ドラグ設定すらしないうちにガストン「ツナペンS」をキャスト。リールを3巻き、水面にツナペンが浮き、泳ぎ出した途端、水面が炸裂でした。
超ド派手なヒットシーン。130cmクラスのシイラが突っ走り潜った…と、ラインの強烈な炸裂音。ミヨシで須藤さんは呆然自失のまま突っ立っておりました。ようするにライン強度の問題ではなく、リールのドラグがフルロック状態が原因でした。日々勉強の積み重ねですね(笑)
な〜んて、トモに陣取るオイラは得意技「リップスライドのロングステイ&クイックアクション」で…1メーターほど沈下させて誘ったらドカン。ジィー。ポロ。
(相模湾シイラ、駿河湾シイラ、内房シイラで大活躍のリップスライドがコレ)
50gの「リップスライド」に強烈な歯形。そう、沖ザワラ(ワフー)が居ました。最近、相模湾でも10kgクラスが釣れています。ルアーの頭部からバイトすることが多くリーダープッツンも多発します。
終了間近、ようやく風がやみ「潮目」が出現。
やっとシイラが見つかり「メータークラス」も姿を現しました。今年流行の「シイラパラダイス内房」となりませんが「新群れ」が入ったようでバイトは躊躇なしの猛烈アタック。
(素早い、強引ファイトで寄せると鮮やかなシイラカラーのまま...)
確実に釣るためオイラ、ツウは使用禁止(シイラが壊滅する)のお達しがでている「尾上ジャーク」を使いました。
船長、デッキで操船しながら「尾上ジャーク」の三次元的な動きに釘づけ。
尾上ジャークの動きに狂ったシイラを見て「感動」したようで、トモのオイラの所にきて「ちょっと投げさせてください」と…自分でアクションさせてみたらさらに感動のご様子。
下船後も、船長は「尾上ジャーク」を港でキャスト&トウィッチ。そうとう「欲しいオーラ」を発していました。
さて、今回は「天中殺」(知りませんか?)で、新品のハイパーセルテート4000(オーシャンマークのスプール)&スペシャル特注テストロッド&リップスライド50gのセットを海に贈呈でポチャン。
水泳に自信があり、飛び込めば取れたけど…もしものことを考えて諦めました。ついでに移動中「サンバイザー」を海へポチャン。
こちらはキャスティング精度に自信満々のオイラ、自分で釣りあげるべくキャ〜スト。く〜完璧。が…シイラはフッキングできるのに布製サンバイザーはバレてしまい…次のキャストのときは飛距離不足で届きませんでした。あ〜あ、ガックリだよ。
さ〜て金曜日、大磯港の「邦丸」(くにまる)さんのシイラ仕立て船に便乗させていただきました。
(相模湾のシイラゲームでは常識ですが「オトリ作戦」をすれば乗船者全員ヒットも簡単です)
小さな船ですが4名なら余裕ありあり。原田、シイラでは「庄治郎丸さん」に乗船(お客様として)するものの…いつもインストラクターもどき。
ミヨシに立つ時は「シイラ発見、潮目発見係」のみ。
ロッドを持てるのはトモだけ。釣れば「え〜」、釣らなければ「ふ〜ん」と結構ツライ立場です。乗り合い船はいつもこんなカンジです。可哀そうでしょ(笑)
(釣り好きの水野さん、竹中さん、どんなサイズが釣れても喜ぶ素直さがいいですね)
で、こうした「仕立て船」のときだけ原田佐敏らしいワガママゲームができます。今回のメンバーは、釣り好き&タックルマニアの水野さん、同じくマニアの竹中さん、それと永登さんの4名。
皆様には大変申し訳ないと思いつつ…ミヨシに仁王立ちで「釣りたい放題」の7時間を過ごしました。
強引なファイトでPRノット(シャウト、ボビンノッターで製作)の強度をチェック。メーター近いサイズを水面を滑らさせネットイン。
130cm♀シイラをさらに強引に3分でネットインも「問題なし」で、信頼度は抜群でした。
(シャウトのボビンノッターは価格こそ高いが超便利ツール。ソルティガでシイラはタックルヘビーですが釣りが楽に行えます。要体力ですけど!!)
ロッドも限界点を探るため、ドラグを締めこんでシイラの突っ込みを耐えました。もちろん「ノー問題」
さらに「リップスライド70g」の抜群の遠投力で船長の度肝を抜いたり「尾上ジャーク」で100発100中のシイラゲームを展開したり。やっぱり釣れまくりは証明できましたがロストしたらマズイので途中からお蔵入り(笑)
さらにカーペンター「ライブリーサーディンII」30gの沈下姿勢、シイラを浮かせる「魔法の力」を再認識でした。
な〜んて、昨日の入荷分は本日の乗船者がすべて買い占めてしまいました。ゴメンナサイ。でも現場の「海で使い倒し」でルアーとしては「本望」ですね。
結局4名で50匹以上のキャッチ。サイズは130cm♀が最大。メーターサイズはオイラ3匹キャッチしましたが…
(原田の十八番シングルハンドのファイトシーン。シイラが走れば船内を走ります。ネッティングの基本は釣り人がネットへ誘導です)
ただ今日は釣りまくりのくせに「凡ミス」が目立ちました。
大型シイラを追撃モードにさせたのにバイトに持ち込めかったのが3匹。フッキングが甘くてタッチのみでバレもありました。サイテ〜。
日本のシイラゲームを成立させ、25年以上のキャリアがありながら「まだまだ修行が足りません」と悟りました。
シイラの目の動き、シイラの泳ぎ方で「釣れるレンジ」「釣れるルアーとアクション」は瞬時に解るのが原田のウリなのに…
でもねポイントチョイス、ルアーセレクトはビンゴでしたよ。食い気を失ったシイラの活性スイッチを入れることも「腕は錆びていません」でした。
いや〜、久々に「身勝手なシイラゲーム」ができて超幸せでした。テストもしまくり…結果も上々。なにより「タックルのロストがなくて良かった〜」(笑)