ミハシα-1ストライカー170mm、2007年型ニューバージョンの秘密公開です。本日、2ケ月振りにミハシ「アルファーワン」ストライカーが入荷致しました。210mm/90gのノーマルサンマカラー(¥8.400)多数と、アワビバージョン(¥12.600)2本が入荷。
入荷のアワビバージョン2本。ノーマル分も予約ですべて完売の見込み。大量入荷で判明いたしましたが三橋さんの言う「2本と同じものがない」の意味が理解できました。背中のカラー、ボディー側面のカラーが微妙にすべて違いました。ブルー系サンマカラーも3本を並べると「確実な差」があります。
製作者の言う意味はコレですが、比較がないとわかりませんね。それにしても仕上げは天下一品。丁寧に作り込まれた芸術品です。マイセンの陶器に通じる完成度の高さに驚かされました。
今回入荷のアワビバージョンも「黒のメキシコアワビ」「白の日本アワビ」でまったく別物のようです。さらに詳しく見ていたら「胸びれ」もアワビシートを切り抜き、貼ってありました。あまりの美しさ、その希少価値を考えると「大海原でマグロや GT に向かってフルキャストする勇気」が持てるんでしょうか? なんとも「本末転倒な心配」をしてしまいます。
今年は発売できませんが、大型黒鮪用の一口サイズペンシル「ベイトがイワシのときの本命」α-1ストライカー170mmが注目され、マニアの間でプレミアム価格が付くほどの熱狂ぶりでした。この170mmに「2007 ニューバージョン」が登場予定です。
今回は、その「プロトタイプ」を本日拝見しましたので報告させていただきます。シェイプは210mmのスケールダウンですが、内容はこれまでの170mmとまったくの別物です。(あきらかにウエイトの位置が違う)
製作者、三橋さんによれば「フロントへビーでラインを張り、リーダーが海水の抵抗を受けると斜め下向きの姿勢となり、ファーストアクションで水面直下を左右にダートします」そして…ステイでバイトに持ち込む。
似ているのは、バスの「ほっとけ」メソッド。中禅寺湖のトラウトの春ゼミパターンで「ファーストアクションで注目させ、リアルなボディーと美しく魅力的な輝きでバイトに持ち込む」のが理想形なです。ウッドで作られた「生エサ」の感覚ですね。
細部が写っていませんが、210mmや170mmの過去モデルと違う「細部へのこだわり」が施されています。ボディー側面からウロコ模様にカラーリングがされた背部(バック)の接続に「模様違いのアルミホイル」が入りました。さり気ない細工ですが…これで生エサに勝る風格が生まれました。
製作途中のブランクも見せていただきました。ウッドのボディー、正確な切れ込み、針金の溶接、ウエイト。さらにグレードを表すAAAの表示、ちなみにAAは販売されません。
三橋さんご本人か、また中野さんたちの「テストモデル」になる運命らしいです。210mmでも、ひとつひとつの製品に個性があり、ブランク状態で72〜76gまでバラつきがあります。コーティングが2回で4g増加。何度も重ね、磨き、重ねを繰り返し…最終ボディー重量は90g〜95gになり、フックとリングで100〜105gとなって本番を迎えます。
さてこの170mm、確実に「黒鮪マニアの心を鷲掴み」ですが…この動き、このダートは GT マニアも確実に虜にするでしょう。さらに…相模湾シイラ、当然ですがツウの最終兵器になるはずです。三橋さんの許可がでましたら「発売日の予定、ご予約方法」を HP に掲載させて頂きます。ご期待下さい。