[男気タックルで挑め]
最低でもPE8号以上タックル。おすすめはPE10号タックルでリーダーは200~220LB。ドラグは10kg設定。
(これ以上はフック、スプリットリング伸びる可能性有るので…)
PE8号タックルでもドラグ設定6kgではポンピングしてもドラグ滑るだけで全然巻けません。
それにロッドが三分の一しか曲がっておらず、せっかくのロッド性能をいかしきれてない。
せっかくドラグ設定12kgまでかけられるロッドにドラグ6kgでは勿体無いです。
ライトタックルで1時間や2時間かけてとるのが良いのか? ヘビータックルで短時間でとるのが良いのか?
普通の釣人では気を張り詰めてのファイトタイムは10~15分が限界です。
ヘビータックルは確かに体に効きますが短時間であげられます。
キャッチ出来れば喜びも感激も有ります。
2時間ファイトしてあと少しでバレては不眠症になります。
釣り人生の中で自分よりも大きなマグロを釣り上げるというのは、ほとんどの方の夢だと思います。
その夢を釣り上げるのだからタックルセッティングは真剣にやろう。
自分よりデカイの釣りあげ、自分の歴史に残そう!!
男のファイト!!
日本のルアー界の重鎮:北村秀行さん50.8kg
原田の考えですが...
仲間でのチャーターやプレジャーなら、ファイト時間が長くても問題ありませんが...
乗合い船で同船者が多い時、ファイト待ち(待たせるのも...)は辛いもので、船の周辺にナブラが見えてるときは早くあげて皆様にチャンスが回るようにと考えるものです。
PE10のパワーゲームは大味かと思いますが、10分間のほぼ無酸素運動には、違った醍醐味があります。
自分はヘビータックル一辺倒ではありませんが、バラシが嫌いなので「早くあげる派」(笑)です。
体力、とくに持久力に自信がないのが原因。ちなみに10分間はフルパワーで闘えても、30分は無理かな。
昔、43kgのキハダをナイロンライン30LBで2時間10分のロングファイトでキャッチしましたが...死ぬほど苦しかったことを覚えています。(TV撮影で絶対に獲って、無理しないでと撮影スタッフの指令だったので...)
ロングファイトは苦しいものです。なんて短時間のパワーファイトも呼吸困難になる直前って感じですけど(笑)
ま正直、キハダ、クロマグロの大物狙いは、ある意味、この「苦しさを実体験」したいのであって、「楽ちん派」は絶対に挑戦しませんよね。
どうしても上がらないなら、魔法の「ショッカー」をお願いするといいでしょう。
ただし投入後、魚に触れる前にルアーと接触。この衝撃でバラシも起きます。
最近はカジキの場合に使用。ビルがとても危険なので使っています。
昨年に引き続き今年もキャッチの瀧上さん...
余裕を感じます。
[船長、日立大物マニアから聞いた話]
11月からのベイトはサンマで、これを追ってコアホウドリ、クロアシアホウドリが回遊してきます。
ちなみにこのエリアは太平洋沿岸、黒潮コースから回遊のキハダではなく、ミッドウェーから西に向かい南下するコースで、年明けにはハワイ方面に出ていくようです。近いエリアの銚子沖キハダとは別行動です。
まず南下のサンマ追いメガキハダはルアーにスレていません。
相模湾に居ついたクレバーなキハダと違い、サンマタイプのフローティングペンシルに疑うことなく...ゆっくり浮上してきて池の鯉みたいにバクッ。
キハダの特徴ですが「浮かせて待つ」のが基本です。
キハダは食い方があまり上手でなく、早合わせは厳禁。飲ませて引き出すように合わせろ(船長談)
すっぽ抜けは悲しいですよ。
船にあげてからの傷が...でも初期性能維持!!
ものすごいパワー:ST66#4/0が折れてます!!
[原田佐敏のタックル]
遠投の必要はなく、リフティングが楽なミディアムレングスのBkH798LMG plusを使用中。
リールは、大物に限りノーマルギア(ローギア)ギア比を使います。
初期型のSALTIGA Z6500を2台&替えスプール。
(青森竜飛、山形酒田のクロマグロ創成期に揃えました。替えスプール、ドラグノブを多く持ち、現行型と共用できないのでそのまま...壊れるまで使用するつもり:笑)
4.3:1のギア比はナブラに何度も撃ちなおすときは巻き取りが遅くもどかしい(笑)けど、大物を浮かせるパワーファイトでは力要らずで楽です。
(販売と同時にドッグファイトも購入しましたが、力のない自分にハイギアは重すぎて無理だと即手放しました)
ラインはVARIVAS SMP 10号とSi-X10号を250m。リーダーはMAGURO 200LB×4m(長いのが好きで...)
ノットはPRで4~5cm。
ルアーはTT Eagle230.210を使用(開発のお手伝いをさせて頂き、リアルサンマシルエットの具現化:壊れても沈まない不沈構造、絶妙なウエイトバランスで直進性&飛距離、一昨年から日立沖キハダの定番に...)
[大物狙いの信条]
どの釣りでも同じですが「丁寧に誘う...」のは基本中の基本です。
また不安は大敵。大物ゲームではどんな些細な不安も払拭してから挑みたいもの。
ラインの小さな傷、リーダーのヨレ、ノットの劣化...少しでも気になったら極限のパワーファイトはできません。
時間がかかっても、ナブラが見えていても、まず落ち着いてリグを直し、不安を払拭してからキャスティングしましょう。
ps:大物狙いは落ち込まないこと。
キハダ狙いはキャッチ率50%。待望のヒットも、通常半分しかキャッチできません。
バラシは悔しく、膝から崩れ落ちるほど。でもこれは大物狙いの宿命です。
この悔しさが増えるれば増えるほど必ず腕は上達して、確実に釣れるようになります。